2021年度大会 東海エリア
制服のあゆみ
済美高等学校Let's go out to find a bright future with friends
THEME制服リサイクル 〜洋服は何かに生まれ変わって使える〜
2021年度東海エリア大会 ファイナリスト
卒業生に制服を寄付してもらい、新入生やサイズの合わなくなった在校生にリユース。傷んだ程度によっては古着deワクチンというNPO団体に寄付。進学時の経済的負担の抑制と材料資源の削減を目指す。
【講評】
毎日着る制服のリユース・リサイクルをテーマに、複数のSDGsゴールへの展開を考えた点が興味深かったです。反面、制服の性質上、どうしても利用者や用途が限定されるため、制服を制服として考えているうちは限界を突破しにくいと感じました。既存の取組実績から課題を洗い出し、例えば、制服業者等に働きかけてみると、生地や糸を他のものに生まれ変わらせる技術的な可能性や、ビジネスとしての成立条件など、より柔軟で新たな発想が得られるかもしれませんね。
(松田 裕子/実行委員長・三重大学 大学院地域イノベーション学研究科 教授)