THEMEHAPPY SHARE本棚～みんなに平等な学習できる環境を～

新しく参考書を購入すると使用しなくなる参考書が発生。それを生徒会で集め、みんなで分けあうハッピーシェア本棚を学校に設置するというプラン。これにより家庭間の格差に関係なくみんなで学力アップ、みんなで本を使いまわして資源も大切にできると考える。

【講評】
国内外、地域を問わない課題であり、コロナ禍による拡大が懸念されている教育格差の解消を、当該校はもちろん、どこの学校でも実施できる仕組みで実現しようとする素晴らしいプランでした。教育は与えられるものという考え方もありますが、当事者の視点から他者の学ぶ機会を守る試みは高く評価できます。今後は、今回のようなミクロの視点に加え、教育制度などマクロの視点にまで視野を広げ、当事者として教育格差の解消について問題意識を深化されることを期待しています。
（山口 純哉/実行委員・長崎大学経済学部准教授）