皆さんは“信用金庫(しんきん)“をご存知ですか。信用金庫は持続可能な社会の実現に向けて取組む地域密着の金融機関です。

信用金庫の基本的な業務には、お客さまのお金をお預かりする「預金」とお客さまにお金をお貸しする「融資」があります。一見すると銀行と同じですが、信用金庫はお店を出せる地域が限定されており、地域で集めたお金をその地域の中で循環させる、いわば“お金の地産地消”の仕組みにより、地域の発展を支えています。

また、信用金庫は、預金や融資の業務以外にも、地域経済の活性化、地域社会の課題解決、環境保全活動、金融教育活動など、SDGsの実現に向けて、様々な取組みを進めています。この欄に記載した信用金庫の取組みもその1つです。

信用金庫は、これからも“地域の応援団”として、地域とのつながりを大切にしながら、一人ひとりの暮らしと地元中小企業の経営を支え、地域の発展と豊かな未来の実現に努めていきます。

しんきんの取組事例から探求のヒントを掴もう!

(神奈川県)横浜信用金庫の取組み

奨学金申込チラシ
横浜教室での授業風景。講師1人で生徒2人に個別指導の授業を行った。

横浜信用金庫では、ひとり親世帯の高校生を支える取組みを進めています。

2021年、新型コロナの影響等で生活が厳しくなった家庭が増える中、ひとり親世帯の子どもは大学等への進学率が平均よりも低いという課題に着目した横浜信用金庫は、地域団体やボランティアと協力し、ひとり親世帯の高校生を対象とした無料の学習支援教室を開始しました。

現在、学習支援教室は、横浜市内2か所で週1回開催しています。講師は、元教師や海外経験のある方、大学生ボランティアなど様々です。地域の多様な人が集まり交流が生まれることで、ひとり親世帯の高校生の課題解決だけでなく、社会経験の場にも繋がっています。

また、横浜信用金庫が出資して設立した財団では、「《ふれあい》進学応援奨学金」事業を実施しています。ひとり親世帯の高校生一人につき5万円を給付し(返済不要)、大学等の受験料などに役立ててもらっています。

学習の機会を広げる取組みと、進学・受験費用を助ける取組み。横浜信用金庫は、この2つの取組みを通じて、地域の高校生を支え、未来を応援しています。

(静岡県)浜松いわた信用金庫の取組み

幼稚園・こども園での「お金の教室」を行った。
中学生以上への「マナー講座」の様子

浜松いわた信用金庫は、2007年より信用金庫の職員による「金融教育セミナー(以下、「セミナー」という)」を企画・開催しています。

セミナーは、将来を担う青少年の健やかな成長・夢を育み、青少年の意欲が向上することで地域の発展を図ることを目的としており、中学校向けの講座からはじまりました。現在は、中学校だけでなく、静岡県西部の幼稚園・こども園、小学校、高校、大学、社会人(若手・新入社員からベテラン社員まで)向けにも実施しています。足かけ18年にわたる活動で、講義回数は通算で1,400回、参加人数は延べ90,594人にのぼります(2026年3月31日現在)。

セミナーのプログラムは、受講者がお金について自分事として学べるように、体験しながら知識を身につけられる構成とし、信用金庫の職員が学校等に赴いて実施します。

また、対象が中学生以上の場合、金融教育セミナーと併せて「マナー講座」を実施しており、働くことへの理解を深めながら、社会で求められるコミュニケーション能力として、時と場に応じた言葉の大切さ、返事と挨拶の仕方、お辞儀の種類などを学びます。

浜松いわた信用金庫は、金融教育を通じ適切な経済観念を身につけることの重要性を伝えることで、地域人材育成の一翼を担っています。

動画で信用金庫を学んでみよう!

ショートドラマ「花咲カフェのひとびと」

信用金庫の歴史や理念、役割を説明した短編動画(全3話)です。

ストーリー

この町で暮らす人々の憩いの場である“花咲カフェ”。
カウンターに立つのは看板娘の「花ちゃん」。
常連客の社長とヤスさんは、花咲カフェで花ちゃんを交え軽口を叩き合うのが毎日のささやかな楽しみである。
そんな花咲カフェに今日も新しいお客さんがやってくる…

あなたの地域の信用金庫を探してみよう!