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高校生SDGs意識調査

2022年度SDGs QUESTみらい甲子園の成果

1.SDGsの重要目標

高校生が最も重要と考えているSDGsの上位3つは下記のとおりとなりました。

 1位 すべての人に健康と福祉を(11.7%)  2位 住み続けられるまちづくりを(10.2%)

 3位 つくる責任 つかう責任(10.1%)    

コロナ禍の影響によりゴール3の関心が一番高く、これまでも関心が高かったエシカルな視点のゴール12やゴール11が続きました。商品開発や提案に向けて実験をするなど具体的なアイデアも複数あり、1つのゴールに向かうのではなく、様々な関心を持った統合解決型のアイデアが多数見られました。

2.期待されるSDGsの達成度

ほとんど達成ができない(11.0%)を含む、8割の高校生がSDGsの達成は50%以下ととらえており、多くは悲観的な思考を持っていることが明らかになった。

3.SDGs達成に向けたSDGs学校への要望

高校生は、SDGsの達成のために学校と地域・企業との連携(30.2%)を求めることが判明した。合わせて、生徒のSDGsに関する校内外での活動の積極的なサポート(17.1%)やSDGsにかかる学習時間の拡大(13.3%)を多くの方が要望していることも示唆された。

4.SDGs達成に向けた企業への要望

高校生は企業に対して、多様な人材が活躍できる環境の提供(22.6%)、エシカル製品やサービスの開発と提供(15.7%)、脱炭素社会に向けた取り組み(15.7%)、を期待していることが判明した。

5.SDGs探究学習の成果

SDGs Questみらい甲子園に参加した高校生は、主にSDGsの理解深化(33.9%)、地域課題の発見(17.7%)チームで企画を進める体験(16.1%)、という気付きを得たことが判明した。

6.SDGsへの行動意識

SDGs Questみらい甲子園に参加することによって、約94%の生徒がSDGsの関心や行動に対する意識が高まったと回答された。

7. 探究テーマの選択理由

約過半数の生徒が「日々の生活の中で、興味・関心を持ったテーマ」を選んだ。その中で特に地域活性化、食品ロス、海洋汚染に関するテーマが選択された。

また、学校での活動時に取り上げていたテーマ(24.4%)、アイデアの原型がありそれを活かして社会課題に貢献できそうと感じた(12.9%)が上位を占めた。

8.アクションのための必要事項

高校生が課題解決のアクションをするにあたって、テーマに関連する地域の実践者とのつながり(37.8%)、一緒に活動する仲間(16.6%)、学校外の指導者やアドバイザー(15.2%)を多くの生徒が必要としていることが示唆された。

9.今後のキャリア形成について

約28%の就職等のイメージはまだ持っていないないが、普段の生活の中で自身の行動に結び付けたいと回答した。また、キャリア形成につなげることは考えていないが、生活の中で自身の行動に結び付けたい(24.9%)、社会課題解決を主目的とした事業・活動に主体的に関わり、SDGsの達成に貢献したい(23.5%)という考えをもつ生徒も半数程度見られた。

10.高校生同士のつながりについて

約89%の生徒が、SDGsに関心がある他の高校生とのつながりを持ちたいという意見が聞かれた。