2021年度大会 静岡県
富岳特産物研究班
静岡県立富岳館高等学校Let's go out to find a bright future with friends
THEME2030年の富士宮~エシカル消費から見る持続可能な農業を~
2021年度静岡県大会 大王製紙賞
「エシカル消費からみる持続可能な農業を」をテーマに自然に優しいエコリサイクルな堆肥「マスマス元肥」を考案。元肥で栽培した特産物を加工し、商品開発を行った。地域の特色を生かした「富士宮らしい」活動を通じて「人も自然も豊かな街」を実現していくプランを提案。
【講評】
「富岳特産物研究班」の取り組みは、『若い人たちが農業をしている姿、富士山の水や堆肥で元気に育つ野菜たち、観光客や市民と創る富士宮を。これが私たちの考える「2030年の富士宮」の姿である。』という将来のありたい姿(想い・志)、企業で言えば経営理念やパーパスにあたるものが明確であり、それにまず共感しました。そのありたい姿を実現するために、大量に廃棄されていたニジマスの残滓を堆肥として活用した農業を実践、収穫した農作物をパンやケーキ等に加工し付加価値をつけて販売。つまり、「ありたい姿を実現するため、SDGsのゴール12のターゲット5(3R:リデュース・リユース・リサイクル)を狙い、社会課題を解決した上で、持続的に農業を発展させ、地元の企業やお店等とパートナーシップで街の活性化につなげていく。」この一連の流れがまさしくSDGs達成への貢献であり、CSV(共有価値の創造)の好事例だと思います。ぜひ、これからも、富士宮のありたい姿を実現するために続けていただき、開発した商品の知名度が上がって、第2の「富士宮やきそば」のようになればと思います。楽しみにしております
(飯島 恵一/協賛企業・大王製紙株式会社 コーポレート部門 経営企画本部 サステナビリティ推進部部長)