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全 国 交 流 会

2023年受賞チーム】

👑SDGs QUEST ACTION Grand Prix 受賞チーム 鹿児島県立種子島高等学校 チーム「RRPU班」

👑 サントリー賞 受賞チーム 熊本農業高等学校  チーム「養豚プロジェクト」

👑 MIRARTH賞 受賞チーム  岩見沢農業高等学校 チーム「ムロヨワシ」

■2023年1月28日(日)

サントリー賞受賞チームの熊本農業高等学校“養豚プロジェクト”のメンバーがサントリー九州熊本工場へ見学に伺いました。

サントリー九州熊本工場が位置するのは熊本県上益城郡嘉島町。町内に清冽な水が昔から湧き出る場所が十数ヵ所もあり、「水の郷百選」にも選ばれているほどです。

そんなサントリー九州熊本工場はビール類、清涼飲料を生産する業界初のハイブリット工場で生産面で高い総合力と良い品質を誇ります。同社では持続可能な未来のための環境の取り組みとして汲み上げる地下水よりも多くの水を生み出す森づくりを全国各地で社内外の専門家とともに行っています。

また、多くの生産量を誇ると同時に環境配慮型工場として副産物・廃棄物を100%再資源化しています。ビール醸造で出る麦芽の糖化粕は牛馬の飼料にされ、茶殻やコーヒー粕もすべて有機肥料として再資源化されています。もちろん事務所から出るごみも分別を徹底し、再資源化されています。

受賞チームの“養豚プロジェクト”は“持続可能な畜産経営を目指して 食品廃棄物から国産飼料開発へ“をテーマに、SDGsゴール12つくる責任つかう責任をメインゴールとして飼料自給率の低さと食品廃棄物の二つの問題を、畜産業で解決に挑戦するプランを発表しサントリー賞をみごと受賞しました。

当日は、工場長から施設のご説明や飲料製造時に発生する動植物性残渣の活用方法についてのご紹介や、ディスカッションの時間などを設けていただきました。

〈 参加者の感想 〉※一部抜粋

「私は初めての見学でした!見学するコースがあることに驚き、思っているよりオープンで一般の人との関わりも強いんだと思いました。サントリーさんから出ている廃棄物の活用方法としては、麦茶の粕やコーヒーの粕などあるとお聞きしまして考えてみました。工場の周りにあるたくさん空いた敷地で果物を育てて、(育った果物をドリンクなど新しく開発するものの試作ように活用)その畑に肥料として粕を活用し工場内で循環するような仕組みです。あまり現実的ではないのですが、いいアイデアを出すことに少しでも繋がればいいなと思います‼︎ありがとうございました‼︎」

「見学では、すごく貴重な体験ができてとても勉強になりました。工場から発生する残渣については自分達が普段当たり前のように飲んでる飲み物を作る裏側でたくさん発生していることを知って驚きました。残渣を家畜の餌や堆肥にするというような環境に配慮した使い方をしていて無駄がないしすごいなと思いました。今回の見学で見たり聞いたりして学んだことを今後の自分達の活動でどのように活かせるか考え、これからも環境のことを考えた活動をしていきたいと思います。」

「工場の広さに驚きました。説明を聞く中で、ビールを作る際に出る麦やホップを家畜の飼料として有効に使っている点と、お茶やコーヒーを作る際に出る粕は堆肥として無駄なく活用している点が、私たちが行っている廃棄物を有効に活用している視点から共通していてとても興味深く感じました。 他にも、ペットボトルを膨らませた状態ではなく試験管のような小さい状態で工場に運ぶことで一度にたくさん運ぶことができるとう視点からCO2削減にもなったちるのが印象に残りました。環境にやさしい取り組みを行われていることを今回の工場見学で知り、私も環境にやさしい取り組みを行い社会に貢献していきたいと思いました。貴重な体験になりました。」

■2023年12月1日(金)

MIRARTH賞受賞チームの岩見沢農業高等学校 “ムロヨワシ”のメンバーが富士山朝霧バイオマスプラントに伺いました。

本大会のオフィシャルスポンサーであるMIRARTH(ミラース)ホールディングス社(以下MIRARTH)は、バイオマス発電事業を通じ地域循環型の資源の活用、地域課題解決に向けた取り組みを行っています。
富士山朝霧バイオマスプラントでは、静岡県の富士宮・朝霧地域の酪農家から収集した牛ふんを発酵処理して生成したバイオガスを燃料に用いてガスエンジン発電設備を稼働させて発電しています。発酵槽の容量は675m³、発電設備の定格出力は100kW。約300頭分に相当する日量17tの牛ふんを原料に用い、年間発電量は約80万kWhを見込み、年間CO2削減効果は約1150t・CO2となります。

受賞チームの“ムロヨワシ”は“地域の厄介者である雪と「もみがら」を活用して周年栽培を実現させる“を探究テーマに、「SDGsゴール9産業と技術革新の基盤をつくろう」をメインゴールとして特別豪雪地帯としての「雪」と全道トップクラスの穀倉地帯で余った「もみがら」の2つのマイナス要素を資源としてプラスに転化し、それにより周年栽培体系の確立することで食料生産と環境保全を同時に担うアクションプランを発表し、MIRARTH賞をみごと受賞。チームの皆さんよりバイオマス発電に興味があるので見学をしたいという熱い希望があり実現しました。

当日は担当者の方よりバイオマス発電の仕組み、施設概要、設備の説明に加え、MIRARTHホールディングスがバイオマス発電に取り組む意義についてもご説明いただきながら見学。こちらの発電所は、環境省による「環境調和型バイオマス資源活用モデル事業」として使用していた施設を再利用されており、産業廃棄物となる牛ふんの受入れ可能量を増設をするなど、より一層地域課題の解決に向けての取り組みを強化されています。今回、タイミング良く、近隣の酪農家の方からの牛ふんの受け入れの様子も見学させていただく事が出来ました。

緊張もあったからか、施設見学中は静かに聞いている事が多かった生徒の皆さんも、お昼には笑顔で皆さんと会話をされていたようです。

帰りは1時間かけて麓の新富士駅までバスで送っていただき解散。MIRARTHさんのご招待で貴重な体験をさせていただく事が出来ました。

〈 参加者の感想 〉※一部抜粋

「牛の糞を発酵させ、発電と液肥として活用する取り組みの詳しい内容や2つの液肥の比較、現在の課題やなぜ肥料を作るのか、どうやって糞を発酵させているのか、その工程を身近で見ることができ、説明だけではわからない工夫がされていて素晴らしいと思いました。また、ガスの発生に波があることやガス自体がとても熱いことを知り、地熱に関しては、専攻班でも触れいてたことなのでこういうところでもう活用されているのだと知ることができてよかったです。酪農家の方以外にもその地域の方の理解や、有効活用の機会を増やすことで普及に近づくといいなと思いました。今後も研究や普及活動に努めたいです。」

「富士山朝霧バイオマスプラントでは液肥タンクと呼ばれるものを運んで発酵していきます。静岡県は元々お茶の生産量が全国1位でしたが、肥料が手に入りにくくなり現在は2位に下がっています。今は0.5%の有機肥料しかないですが、35年後には35%を目指していると伺いました。最初は食料の残飯を使ってそれを発酵していくと思いましたが、牛の糞を使って発酵していることに驚きです。また、化石燃料を出さないことや温室効果ガスを外に出さないことにも驚きました。」

「今回の見学で、酪農家の人たちから牛の糞を回収、40日間発酵させ、そこから出たガスで発電するという仕組みだとわかりました。乳牛の飼育のためには、水を大量に飲ませて乳量を増加させるので、糞が液体のようなものが多く、実際に発酵させる前の保管している状態の糞の匂いを嗅がせていただくとマスクしていても匂いが伝わってくるほど匂いがきつかったです。これをほぼ0%まで水分を抜いたものを触ったときに、とても乾いた土を触っているのと変わりが無いほどさらさらしていて、匂いもほぼ感じなくすごいと思いました。静岡といえばお茶ですが、窒素分を与えれば与えるほど品質が良く育つそうです。牛糞の消化液を撒くことで化成肥料に頼らない窒素分の補給をしたいという思いで活動していることが分かりました。今回のような機会を与えてくださりありがとうございました。」


2023年 SDGs QUEST 全国交流会 全国最優秀賞11チームの中からアクショングランプリを決定!

■8月26日(土)13:00~16:00

オンライン形式にて開催

【2023年 SDGs QUEST 全国交流会「アクショングランプリ」チーム決定!】

SDGs QUESTみらい甲子園事務局は、この春全国11の地域で開催されたみらい甲子園の最優秀賞受賞チームの交流の場として、8月26日(土)にオンラインにて全国交流会を開催しました。 本イベントは2019年から毎年地域で実行委員会と各地域メディアと共に開催してきたみらい甲子園初の全国交流会となり、各チームよりアクションアイデアを発表していただき、受賞チームが決まりました。

2023年 SDGs QUEST ACTION Grand Prix

鹿児島県立種子島高等学校 RRPU班

賞状・トロフィーの授与とユース未来の森へご招待

審査方式は2022年度みらい甲子園全国未開催地エリアより15の高等学校にご協力いただき総勢100名の高校生が予めプレゼン動画を視聴して投票、さらに7名のアドバイザーによる投票に加えて、当日の審査員が熱いプレゼンテーションを審査し加算採点。

参加した11の最優秀賞チームは、予め各地域の実行委員のアドバイスにより、プランをブラッシュアップし発表。そのライブプレゼンを審査するのは、本年度初開催地域の各実行委員長等が最終的に判定。全国の高校生投票やアドバイザー投票に当日審査員の票を加算し、グランプリが決定しました。

グランプリに輝いたチームは、試行錯誤を繰り返しながらも廃棄されたパッションフルーツ殻から和紙を作る事に成功し、商品化した地域循環事業のSDGsアクションプランです。 また、本交流イベントはみらい甲子園の全国交流オフィシャルスポンサーであるサントリーホールディングス株式会社及びMIRARTHホールディングス株式会社のご支援により開催し、それぞれの企業のSDGsの取組みの発表のほか、特別に企業賞の発表もありました。

サントリー賞

熊本県立熊本農業高等学校 養豚プロジェクト

MIRARTH賞

北海道岩見沢農業高等学校 ムロヨワシ

受賞された高校生チームには副賞として グランプリチームにはみらい甲子園が進める北海道美幌町で行う植樹祭に招待、各企業からはそれぞれ記念品が贈呈されました。

2023年全国交流会出演チーム(2022年度11エリア最優秀賞受賞チーム)

【北海道大会】北海道岩見沢農業高等学校 ムロヨワシ

【南東北エリア大会】仙台白百合学園高等学校 03LS02班 らゔ&ぴぃす

【首都圏大会】豊島岡女子学園高等学校 M&M’s

【静岡県大会】静岡県立焼津中央高等学校 中央TTC2

【東海エリア大会】愛知県立佐屋高等学校 愛知県立佐屋高等学校科学部

【関西エリア大会】奈良県立磯城野高等学校 Flowers

【広島県大会】近畿大学付属広島高等学校福山校 サイエンス・オブ・エンパイア

【九州北部エリア大会】長崎県立長崎東高等学校 長崎東探究L班チーム

【熊本県大会】熊本県立熊本農業高等学校 養豚プロジェクト

【鹿児島県大会】鹿児島県立種子島高等学校 鹿児島県立種子島高等学校 PPRU班

【沖縄県大会】沖縄県立宜野湾高等学校 つくってたべようもぐもぐプロジェクト

< 参加した感想 >

今回はこのような機会を与えていただいてありがとうございました。今回の交流から説明の仕方なども学ぶことができ、様々な視点の意見も聞くことができてとても楽しかったです。このような機会が増えていくとより高校生から面白い意見が発信していけるのかなと思います。(北海道岩見沢農業高等学校 ムロヨワシ)

チームメンバーで相談を繰り返す中で、様々な課題に気付き、解決への道のりを皆で考えました。また、卓球部だけではなく、全高校生が参加出来るように活動の環を広げました。先生方の力を借りず、自分達で考え、行動することを意識し地元企業の方にアポイントを取り、インタビュー等コンテストにご協力頂きました。活動をする中で、キャリア活動としての側面に気付く事ができ、自分の将来に繋がるようなSDGs活動に取組む姿勢を評価を頂けて良かったです。(静岡県立焼津中央高等学校 中央TTC2)

私たちが行ってきた研究は、開始1年ほどしか経っていないにも関わらず、チーム全員一丸となって、顧問の先生のアドバイスをいただきながら研究目標に向かって邁進しました。みらい甲子園では高評価をいただくことができ、全国交流会にも参加できたことはとても光栄に思っています。
研究を進めるにあたり、思うような結果が出なかったり、想像できないアクシデントが起こったりと、苦難や困難の連続でもありました。でも、振り返ってみると、これらの思い出は、今は楽しい思い出になったと感じています。
全国交流会の前には、アドバイザーの方から貴重な意見もいただくことができ、広い視野で物事を見つめることも知りました。今回、全国交流会では入賞できませんでしたが、私たちの経験を後輩たちが引き継いでさらに良い研究へと発展することを願っています。(愛知県立佐屋高等学校 科学部)

数多くの洗練された案が聞けてよかったです。
どのチームも具体性があり、真似したいと思えるところがたくさん見つかりました!
審査員の評価も分かりやすく、自分達のたくさんの改善点に気付かされました!(近畿大学付属広島高等学校福山校 サイエンス・オブ・エンパイア)

Zoomでの開催ではありましたが、発表することで私たちの活動について知ってもらうこと、また同じ高校生の活動を知ることが出来、良かったです。今回のコンテストを刺激にこれからも未来を担う一員として活動していきます。(熊本県立熊本農業高等学校 養豚プロジェクト)

この度はこのような素晴らしい賞を頂きありがとうございます。各学校の発表を聞いて、SDGsのターゲットが同じであってもたくさんのアプローチ方法があり、正解はないということを改めて感じました。また、小さい気づきが課題解決の1歩に繋がると知り、その材料は私たちの足元にたくさん転がっているのだと思いました。SDGsの目標は独立しているのではなく、必ずどこかの目標と繋がっている事に、気づくことができました。今回のように色々な考えをもって一生懸命に活動している高校生同士が繋がっていくことで持続可能な社会の実現に1歩近づいていくと感じました。本当にありがとうございました。(鹿児島県立種子島高等学校 鹿児島県立種子島高等学校 PPRU班)

全国交流会の開催に際し、ご協力いただいた皆さま

【ご登壇いただいた皆さま】

・国際連合広報センター 所長
 根本 かおる 様

・文部科学省 初等中等教育局教育課程課
 学校教育官
 山本 悟 様

・公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
 機運醸成局企画部共創推進課 課長
 鈴木 猛志 様

【当日審査員の皆さま】

・茨城県大会実行委員長
 常磐大学・常磐短期大学 学長
 富田 敬子 様

・北陸エリア大会実行委員長
 金沢学院大学教育学部長 教授
 多田 孝志 様

・大分県大会実行委員長
 立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部  教授
 須藤 智徳 様

・総合司会
 MITSUMI 様

・SDGs QUEST みらい甲子園 総合プロデューサー
 水野 雅弘

【グランプリプレゼンター】

・東京都市大学大学院 環境情報学研究科 教授
 佐藤 真久 様

【交流会ファシリテーターの皆さま】

・関西エリア大会実行委員
 一般社団法人未来共創イノベーション 代表取締役
 松谷 真弓 様

・九州北部エリア大会実行委員
 認定NPO法人地球市民の会 事務局次長
 藤瀬 伸恵 様

・熊本県大会実行委員
 (一社)九州環境地域づくり 代表理事
 九州地方環境パートナーシップオフィス コーディネーター
 澤 克彦 様

・鹿児島県大会実行委員
 株式会社 KCL 代表取締役
 中川 恵美子 様

【プレゼンのブラッシュアップにご協力いただいた皆さま】

・北海道大会実行委員
 特定非営利活動法人SDGs村・北海道 理事長
 宮澤 洋子 様

・南東北エリア大会実行委員長
 山形大学 SDGs推進室副室長 理学部教授
 栗山 恭直 様

・首都圏大会実行委員長
 東京都市大学大学院 環境情報学研究科 教授
 佐藤 真久 様

・静岡県大会実行委員
 静岡県地球温暖化防止活動推進センター(NPO法人アースライフネットワーク) 事業統括マネージャー
 青島 加奈 様

・東海エリア大会実行委員長
 三重大学大学院 地域イノベーション学研究科 教授
 松田 裕子 様  

・関西エリア大会実行委員長
 滋賀県立大学 地域共生センター・地域連携コーディネーター
 谷口 嘉之 様

・広島県大会実行委員長
 広島大学 A-ESG科学技術研究センター センター長 教授
 市川 貴之 様

・九州北部エリア大会実行委員
 長崎大学経済学部 准教授
 山口 純哉 様

・熊本県大会実行委員長
 熊本大学大学院教育学研究科 教授
 宮瀬 美津子 様

・鹿児島県大会実行委員長
 鹿児島大学法文学部 准教授
 酒井 佑輔 様

・沖縄県大会実行委員長
 沖縄県SDGsアドバイザリーボート 座長
 株式会社うなぁ沖縄 社会起業家
 玉城  直美 様       

【審査にご協力いただいた高校】

  • 八戸あおば高等学院
  • 岩手県立釜石高等学校
  • 秋田中央高等学校
  • 群馬県立新田暁高等学校
  • 三条高等学校
  • 新潟県立六日町高等学校
  • 金沢大学付属高等学校
  • 仁愛女子高等学校
  • 甲府南高等学校
  • 長野県下伊那農業高等学校
  • 長野県諏訪清陵高等学校・附属中学校
  • 倉敷市立精思高等学校
  • 徳島県立脇町高等学校
  • 富岡西高等学校
  • 佐伯鶴城高等学校

全国交流オフィシャルスポンサー

・サントリーホールディングス株式会社

・MIRARTHホールディングス株式会社

全国交流会の様子は以下からご覧いただけます!来年はあなたのチームが選ばれるかも!